平田容疑者出頭を考察してみました
皆さん、こんにちは。くぼみちです。
年末に緊急速報で「平田容疑者出頭」って大々的にマスコミで報道されていましたねよ〜
で、チョット時間がたって警察のお粗末な対応なんかも出てきて、なんだかわけがわからなくなってきましたよね。
そこらへんのことは、ちきりんさんの日記でおもしろおかしく書かれているので、そちらをご参照ください(大爆笑です)
で、マスコミは平田容疑者が出頭してきた最大の目的は
「麻原教祖の死刑執行を先延ばし」するため
だとさかんに話を膨らませています。また、平田容疑者の逃走ルートや支援者、
協力者の存在を全力をあげて捜査していると毎回のニュースで大々的に取り上げています。
さて、果たして平田容疑者は本当に麻原の死刑執行を先延ばしするために出頭したのでしょうか?
結論からいいますと私は彼にそんな意図はないと思っています。
彼は出頭の理由などについて、接見した滝本太郎弁護士によると、
「国松長官事件が時効になって、間違った逮捕はありえなくなったので、早く出てきたかった。でも、いろいろなことがあって遅れた。東北の大震災で不条理なことを多く見て、自分の立場をあらためて考えた。2011年のうちに出頭したく、31日の晩、出頭した。教祖の死刑執行は当然と考えている。自分は松本死刑囚を観想していないし、オウム真理教を信仰していない」
(http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00214567.html)
とのこと。恐らくこの理由は本心でしょう。
というのも、元々平田容疑者はオウム真理教の幹部といっても、幹部の中の下っ端であり運転手や麻原のボディガードをしていた人物です。そもそも何かの事件に対して、決定権があるような立場にはいなかった人です(これは多くのオウム研究者が論じているところです)
そのため捕まえてもそもそも各種事件の真相究明に繋がるような供述は得られないのではないか?といわれています。用は何にも知らないわけです、この人。
そして、17年間も孤独な逃走生活をしてきたわけです。その間麻原のていたらくは見てきたであろうし洗脳も解けているであろうことは、出頭後の発言でほぼ理解できます。
そして、オウム関係者に支援してもらっていたというのも、話的に少々厳しいと思います。当然ですが、教団関係者は警察にきっちりマークされているはずで、まず厳しい。
(それこそマークしていなければ警察の捜査がザルだということですね)
とすると、ほかに考えられるのは、一連の事件後に教団を離れた10000人規模の元オウム信者(洗脳が全て解けているかどうかは定かではないが)、ないしは国松長官事件に関しては平田容疑者は無実であることを知って、支援してくれた人となります。またもしかするともう世間から忘れられていて、フツーに生活していたのかもしれません。
つまりオウム関係者が支援者であり、その支援者の指令で麻原の死刑執行を延期させるために出頭したという説も説得力がないといわざるを得ません。
つまり、今回の出頭、特に新しい発見は何にもないわけです。
では、そもそもそんなに新情報が期待できないのに、なぜマスコミは大事件かのように煽りちらし、毎日のように報道しているのでしょうか?
私は常々、
「マスコミが流す情報は、誰か声の大きな人間が、世間を誘導するために都合のいいように書かれている」
と考えています。とすると今回の「声の大きな人間」って誰でしょうね・・・?
これ以上書くと目をつけられてしまうのでやめておきますが、皆さんお分かりですよね(爆)ヒントは国松長官事件ですよね。
以上、感じたことをそのまま書いてみました。