新しい勢力を維持・拡大していくための方法

皆さん、こんにちは。くぼたみちです。

昨日『東京マラソンに見る川内さんの悲劇??』と題して書かせていただきましたが、どうも多くの方が同様のことを思っているようだということに一日たって段々とわかってきました。

そして皆さんの注目は「なぜ給水の失敗したのか?」というところに尽きるようです。

さらに、「川内さんの五輪出場は絶望??」というニュースリリースが誘導的であるといわれて大騒ぎのようです。やはり仕組まれていたのではないか?といったように。

さて、本日は前後関係や因果関係、事実確認等は他の方に譲るとして、ではどうやって既存勢力と折り合いをつけて、新しい勢力を維持・拡大していけばよいのか?ということについて書かせていただきます。


以前に『時代の大転換期に起こること2』にて、「今までの価値観が新しい価値観に変化することに抵抗する」ということをお話させていただきました。既存の価値観が時代の変化が起こっていて、まさに変りつつあるというときにでも、頑なに変化に抵抗するわけです。今回の陸連と実業団という仕組みがよい例です。

既存の勢力は非常に都合が悪い。そんな新勢力がもし出てきたとしたら既存勢力はどんなことを考えるでしょうか?当然ですが、徹底的に批判して、徹底的に対抗することでしょう。これは生存本能と一緒です。新勢力が自分たちにとってどれほど「脅威」かその度合いによって「抵抗」のレベルは変るものです。

ではそんな既存勢力のいる中で、どうやって新勢力は維持・拡大していくのか?

ポイントは何点かありますが、本日はその①

①既存勢力が弱くなるまでじっと我慢する。

これは一番わかりやすい方法です。ようは水面下でジワジワと広げていき、既存勢力が弱ってくるところをジーっと待つということです。まだ既存勢力が巨大勢力の場合、真正面から戦っても勝ち目はありません。軽くあしらわれるだけです。まずは消極的ですが、「待つ」ということが一番有効な方法です。と同時に待っている間に勢力をジワジワ目立たないように拡大していく。コレが大切だと思います。

例を上げると「プロ野球の世界とナベツネさん」。正直ナベツネさんの権力は絶大です。そこらへんの政治家なんかより圧倒的な力を持っています。がしかし、旧態然としたプロ野球界の改革は待ったなしの状況だということは誰の目にも明らかだと思います。

そんなわけで野球界はどうしたか?実は変化は最初は見えない形で、そして最近は明らかになってきました。

まずは「東京・大阪圏から離れること」野球といえば、東京・大阪圏の専売特許みたいなもので、それ以外の地ではうまくいかないといわれていました。が、ナベツネさんの影響力の少ないところへどんどん球団が移っていきました。

ソフトバンクホークス(福岡)
日本ハムファイターズ(北海道)
楽天イーグルス(仙台)

テレビ局中心のプロ野球を、「地域密着型」にドンドン変っていったわけです。印象的なのはこれらが全てパ・リーグということ。ナベツネさんの影響力が低いところからジワッと来たわけです。ちなみに横浜ベイスターズは一昨年住環境グループに譲渡されるはずでしたが、横浜から離れたいという住生活側と最後まで折り合いがつかなかったようです。当然ナベツネさんの意向が反映しているわけですね。

で、現在のプロ野球界はどんな感じ?というと。。。
ほぼ、人気も実力もパ・リーグのほうが上ですね。

マスマーケティングで常に新規を取り続けることを意図した旧来的な手法をとり続けるセ・リーグ。それに対して、地元密着の愛される球団というわけで「地域の球団」を目指し顧客満足を求めたパ・リーグ
気がつくと差は歴然です。

といった形です。

以上が既存勢力が弱るのをじっと待って、水面下でジワジワ変化している事例としてプロ野球界を取り上げました。


おいおい、でも変化がまったなしだから既存勢力が弱るのなんて待ってられないよ〜

はい、確かにその通りです。
というわけで、次回はもう少し異なった視点からお話させていただきたいと思っています。

本日もお読みいただきありがとうございます。