戦略を立て実行することはいいことなんだが。。。

皆さん、こんにちは。くぼみちです。

前回『継続することはいいことなんだが。。。』という記事を書いてから一ヶ月も経ってしまいました。時が経つのがとてつもなく早いなぁ〜と感じる今日この頃。皆さんいかがお過ごしですか?

さて、新年度に入って一ヶ月が経っていますが、新年度に入り多くの会社が組織変更やら人事異動やらあって新鮮な気持ちにさせてくれますが、私がふと気になったことがあるのでお話させていただきます。

それは、大手企業の新任社長の挨拶で、しきりに

「戦略」

という言葉が使われることです。「わが社のアジア戦略は〜。。。」であったり「国内市場は低迷、今後の戦略はグローバルに打って出ていく。。。」だとか。

私は非常に違和感を覚えました。いつから日本人はビジネスにおいて「戦略」という言葉を使うようになったのか?
なんだかチョットがっかりした気持ちになりました。

そもそもビジネスって何のためにやっているのですか?

とそんな社長さんたちに質問してみたいという衝動に駆られます。なぜなら、本来はビジネスを行う「目的」があるわけで、その目的を忘れ「生き残ること。勝ち抜くこと」自体が目的化されてしまっていることを「戦略」と言う言葉が端的に表しているからです。

確かに「生き残ること」は大切です。きれいごとはあくまで生きていてこそ言えるというのも真実だと私も思っています。ただ、「目的」(会社とかの組織だと「使命」とかのほうがしっくりくるか)がなければ、短期的には成果が出せたとしても長期的な成果は絶対についてこないのです。なぜなら自分たちがそこに「在る」理由がわからなくなる瞬間が遅かれ早かれ来てしまうからです。

一般的に経済の世界では、組織というものは、競合の出現によって崩れていく、そう思われています。
がしかし、実際のところは異なります。実は組織は内部から崩れていく、私はそう思っています。

自分たちの存在する理由、言い換えれば「使命」が何なのか?それが明確であれば、常にそれに向かって活動していくことが可能です。がしかし、それがなかったとしたらどうでしょう?その組織の末路はなんとなくわかりますよね?

ということを考えると、世間一般的に考えると「戦略を立てる」ことはよいことと言われていますが、私はそれはどうなんだろうと思うわけです。

「戦略」の前に大切なことあるでしょ?それ忘れてませんかね?

残念ながら、それを語っている新社長さんは少なかったように思います。私として非常に残念です。

というわけで、今日はこの辺で。
次回も戦略について書いてみたいと思います。。。