時代の大転換期に起こること3


みなさん、こんにちは。くぼみちです。

前回は「時代の大転換期に起こること2」と題して、時代の大転換期には

「今までの価値観が新しい価値観に変化することに抵抗する」ために、多くのものが「現状維持」を選択してしまう結果、問題をもっともっと大きなものにしてしまい、その結果これから多くの深刻な問題が次から次へと噴出していく

とお話させていただきました。

こうやって2のまとめを書いてみると自分でも「オイ、これは大丈夫か?日本はこれからどうなる?」と思うことがあります。特に今はそれほど大きな問題が起こっていないのですが、これからどんどん問題が起こってくると思うと少々不安な気持ちになります。そして誰かに相談したいなぁ〜なんて思うことがあるわけです。そう、「相談したい」わけなのです。

そうなんです。時代の大転換期に起こること3は

「時代が混乱してくると、神頼みがはやる」

です。

安定した時代の時にはある程度先を見越して生活をすることができますが、2でもお話したように、想定範囲外の大きな問題が起こり、自分自身はまったく悪くないにも関わらず失業してしまったり、思いもよらない責任をかぶされてしまったりするようなことが起こると、どうしたらいいかわからなくなってしまうこともあるでしょう。そんなときに人は誰かに「相談」したいものだったりします。

が、今回の時代の大転換期において次に何が起こるかなんてはっきりとわかる人なんていません。
しかし、もし、もしですよ、神様がいるとなればきっと私を助けてくれるんじゃないかと神様に頼んでみたりするわけです。

おいおい、そんなことあるわけないじゃないですか〜自分のことは自分で決めていくわ〜なんて声が聞こえてきそうです。そうです。私もそう思うのです。ただ、想定外の出来事が起こってしまって、アナタが極限状態に追い込まれてしまったらどうでしょう?アナタは理性で客観的にモノゴトを観察して、結論をくだし、行動できるでしょうか?
そして、そんなときに、「神に祈ればアナタは救われますよ」なんて言われたらチョット心がグラっとなっちゃいますよね。

歴史を紐解くと、宗教が勢力を増すタイミングは例外なく「時代が混乱しているとき」だったりします。それは現代においても同じです。

アメリカの攻撃によってイラクはサダムフセインの独裁から救われたといわれていますが、実態はフセイン時代より社会が混乱して、結果として宗教に救いを求める人が多くなり、結果としてイスラム原理主義が勢力を増し、社会をさらに混乱させているというジレンマが広がっています。

「いやぁ〜イラクやその他の中東諸国で確かに起こっていますが、この日本ではそんなこと起こらないでしょう〜何せ宗教があまり強くない国ですから。」

確かにその通りなのですが、そんな日本にも同じような状況が起こっているんですよね。例えば「オウム真理教」だったりそのた新興宗教。宗教に関わらず、全てを見えない力のせいにしてしまったり、もっと軽いものですとパワースポット巡りや、占いなどがありますよね。いわゆる「スピリチャルブーム」ですね。

このように日本にだって「神頼み」は存在していて、日に日にその影響が強くなっています。私はこうした宗教やスピリチャルな世界について否定も肯定もしませんが、いくつか気をつけなければならないことがあると思っています。

一つは「それが現実世界の自分にとって役に立つか」ということです。

例えば有名な霊能者やスピリチャルカウンセラーに見てもらったとしましょう。そのことで自分の悩みが解消され、心が整理され、現実世界に目を向けて、着実に歩を進めることが出来るようになるのであれば、有効だと思います。

がしかし、その霊能者に頼りきってしまい(依存してしまい)この人にところに行けばなんとかなるとなってしまっては何の意味もありません。我々はあくまでこの現実世界に生きているわけであって、その現実に目を向けずに浮世の世界で生きていくことは決してできないのです。そこをしっかりと理解して相談をするのであれば、非常に有効なものとなるでしょう。

二つ目としては「混乱期にはニセモノが多数あらわれる」ということです。

当然ですが、時代が混乱してくると、混乱をしている人も増えてきますが、そんな混乱した人、言い換えれば弱っている人を狙った「ニセモノ」も増えてくるということです。えせ新興宗教集団や、えせスピリチャルカウンセラー、えせ霊能者といたったところが増えてくるわけです。そういったニセモノは弱った人々を見つけては、その人達を餌食にしていくわけです。こういったニセモノが増えていく中で、ホンモノをしっかりと見つけていくことが大切になると思います。(ホンモノを見極める方法はまた追々書かせていただきます。)

以上時代の大転換期に起こることとして3つまとめさせていただきましたが、次回からは新しい時代はどんな時代になり、どんな特徴があるのか?について続けていきたいと思います。

本日も長文をお読みいただきましてありがとうございました。