婚活に潜む深層心理に気づくと結婚が近づく(かな?)

皆さん、こんにちは。くぼみちです。

先日ネットを見ていたら『女性が男性に求めていること……それは信じられない数字だった』という記事を見つけました。女性が結婚に求める相手の年収が「600万円以上」とのこと。実に独身女性の39%が600万円以上を求めているとか。それに対して都内結婚適齢期の独身男性(25〜35歳)で年収600万円以上の割合は3.5%だとか。

なんともいえないギャップですね。競争率10倍以上。。。
世間が婚活、婚活といって騒いでいるのもうなずけます。ようは婚活して競争率10倍を勝ち抜くぞ!!というわけです。

婚活の是非についてはここでは触れませんが、そもそも婚活という話が出てくるだけで幸せなことだと私が考えます。

というのも、歴史を振り返ってみると、人類の歴史は「より自由になる」ための活動だといっても過言ではありません。人類発展の歴史は「より自由になる」ことの裏返しだったと言えます。振り返ってみると、お母さんの負担をなるべく軽減させてあげたいというところから洗濯機ができ、掃除機ができ、各種の家電が現れたわけです。世のお母様方はさぞかし喜んだことでしょう。

そして、さらに社会は発展し、スーパーやコンビニエンスストアが現れ、周りを見渡すとファミレスやファーストフードも出てきて、炊事というものからも自由になりつつあります。

さらに、保育所(まだまだ十分とはいえませんが)が出現し、なんと子育てからもある程度自由になってきました。

さて、このように社会が発展してきたことによって、女性の「家」からの解放、女性が「家」から自由になったということができるでしょう。
きっと、昔のお母様方からみると、今の女性は「うらやましい」と思うはずです。(まだ十分ではない!という女性もいますが、あくまで昔と比べてです)

で、女性が家から自由になると、外で働くという自由も得ます。チョット昔までは「男が外で働き、女が家を守る」なんて考え方が主流で、女性が社会に出て働くなんて言語道断なんていわれていました、今や女性が働くことは何の疑いもないくらい浸透していますよね。(何せ女性上司とうまくやっていく方法なんて本があるくらいですから)女性だからといって差別する企業はむしろ遅れている会社として敬遠すらされるようになりました。

さてここまで歴史をちょこっと振り返ってみましたが、何が言いたいかというと、時代が移り変わり、社会が発展し、ついには「結婚の自由」というものも手に入れたということです。これは歴史的に考えると本当にスゴイことです。

昔は結婚の自由はありませんでした。結婚とは親が家のために決めたり、同じ階層の人としか結婚できなかったり、それこそ相手を選ぶなんてことができなかったわけです。自由恋愛、自由結婚というものは、経済が発展し、社会が発展した結果、人々が手にした「自由」なわけです。

で、コレだけ世の中が変わり、多様化してきているので「結婚」というものもいろいろと多様化していいはずですが、(それが社会が獲得した「自由」であるならばなおさら)どうも今回の記事を見ると多様化する可能性はちゃんとあるのに、意識はまだまだ固定化しているなと思えるわけです。

特に、独身女性の39%が相手に求める年収600万円以上という数字がまた妙にリアリティがあると感じてしまいます。
当然収入ですから、多ければ多いほどいいと一般的に考えるのですが、600万円という数字が何を意味しているかと言うと、「自分が働かずに旦那の収入だけである程度の生活できる条件」となります。ようは、「専業主婦」になってもやっていける条件と言うわけです。

多様化した社会で、多様な結婚というものがあってもよいはずですが、意識の中にはまだまだ「男は外で働き、女は家を守る」的な考え方が深層心理の奥深くに刻まれているわけです。物理的には自由になっても意識・精神的にはまだ自由になっていない、これが真実なんだと思います。

ぶっちゃけ、私が旦那を食わしていくわ〜という人が出てきてもいいし、二人ともフルでガリガリ働かずほどほど働き、二人の時間を大切にするのもいい、なんなら田舎に引きこもった生活をしたっていいわけです。これって社会的に常識から反しているように思うかもしれませんが、社会が発展してこういうことも可能になってきたのです。がしかし、物理的に可能であってもまだ精神的に自由にはなれていないのです

結婚はもっともっと多様であっていい。私はそう思います。
もっともっとぶっ飛んだ人が出てきてくれれば、一般の人の意識も変わるんじゃないかと。
で、婚活の成否は凝り固まった結婚観から自分自身を解放することにかかっているんじゃないかと思います。

凝り固まった結婚観が溶け出したとき、自分にとってステキな相手が実はものすごく近くにいたってことに気づく。
そんなことがあるかもですね〜(ちなみに私はいろいろと人の相談にのって、このパターンものすごく多かったです)

では、また。