「婚活」と「就活」のl意外な共通点

皆さんこんにちは。くぼみちです。先日から婚活について、

『婚活に潜む深層心理に気づくと結婚が近づく(かな?)』

『パートナーはたった一人でいいわけで。。。』

と書かせていただきましたが、本日はその続きです。で、何を書くかというと、「婚活」と「就活」の共通点についてです。
目的はまったく違うのですが、同じ「〜活」と名前がついているだけあって、色々と共通することがあるわけです。

そもそも「婚活」って言葉どこから来たのか?ふと喫茶店で読書をしているときに隣に座っていた30代前半くらいの女性グループの婚活話を聴いた(聴いてしまった)ときに思ったのです。そして思い出したので、「就職活動」いわゆる「就活」という言葉。

出所はわかりませんが、恐らくここら辺から来たのだろうと勝手に推測してしまう私。。。

そういえば、私も就職活動を行った一人であります。なんだかそのときのことを思い出してしまいました。
その当時の私は、自分のことを

「とっても出来る人間、私が会社を選んでやろう!!さぁ企業かかってこい!」

と思っていたものです。当時は就職氷河期。にも関わらず自分は内定をアホほど取れる(だろう)と勝手に思っていました。まったく持って自意識過剰なヤツですよね。今私が採用担当者だったら、真っ先に落とすタイプですね(爆)で、正確な数を数えていなかったのですが、およそ100〜120社くらいの会社を受けたと思います。コレくらい受けた人はそうそういないだろうと密かに自慢に思っているところですが、その自慢はさておいてその当時の私は本当に忙しかったわけです(←そりゃ、そうだ)その当時のスケジュール帳を見直してみても、それはもう「分刻み」なわけです。一日最大8社会社を回ったこともあります。
(ちなみにそのときは人事採用者の方に何度もリスケをしてもらったわけで、ホント感謝です)

そんな就職活動をやって成果はどんなもんよ??という声が聞こえてきそうですが、あえてその質問に答えるとするならば、









内定3つ









しょぼぼーん。

まぁ、数だけ言ってしまうとあの自意識過剰だった私にとってはしょぼしょぼの結果なわけです。
ホント、あのままの私であったらきっと落ち込んで、落ち込みまくって、社会復帰できなかったと思います。(何せ100社内定とってやる!と勝手に思っていましたから。むちゃくちゃです)そう、「あのままの私であったら」というところが今回のミソです。

就職活動を始めたころの私は、先ほどお話したとおり「自意識過剰」な嫌なヤツだったわけですが、活動を始めてみると、そんなこと言っていられない状況になるわけです。100社以上も受けていますから、そもそも物理的に無理があったわけで、スケジュール管理をするだけでも一苦労。最初は色々と思っていたことを友だちに話しまくってみたり、偉そうなことも言っていましたが、だんだん

その余裕すらなくなってくるわけです。

その瞬間瞬間に「決断」を求められたり、一つリスケをしたら、全てが玉突きのようにずれていく。そんなこんなで、最初はものすごく「格好つける」自分がいたのですが、(何せ自意識過剰ですから)だんだん「格好をつける」余裕すらなくなっていくわけです。最初あんなに見栄を張ってがんばっていた私が、その見栄をはらなくなっていたのです。

すると不思議なことに、今まで見えていなかったことがどんどん見えてくるようになりました。

それまでは、採用担当者にどうすれば「コイツを取りたい!」と思ってもらえるか?そしてそれにあわせて自分をどう見せるか?ということを繰り返していました。当然相手のニーズに合わせてコチラを「変えている」分けですから、面接はスムーズに進みます。当初はそこに満足感がありましたが、活動を続けるて面接がどんどん進むにつれてどんどん

「やるせなさ」

が出てくるのです。自分で自分を偽って活動をすることにいったいどんな意味があるのだろう。面接が終わるたびにそんな自問自答を繰り替えす日々でした。

そんなあるとき、

「ああ〜もうこんなに自分を偽るのは止めよう」

とふと思った瞬間がありました。そしてその日に入っていた会社の最終面接を辞退したのです。今思うと、その会社は非常に素晴らしい会社だったのですが、内定をもらうためだけに面接を受けていた自分自身に気づいたのだと思います。きっと内定をもらってもその会社に入社しないだろうし、仮に入社しても自分が自分らしく生きていけそうにないなと感じたのでしょう。

その瞬間私の前の景色がばーーーーーーーーーーーーと明るく開けたことを今でもよく覚えています。

もう、自分を偽るのは止めよう。そう決めた瞬間から、どんどん不思議なことが起こっていきました。まず、自分自身がどんな人間か、それを知らなければならないと感じて、今までの就職活動のスタンスを見直し

人に自慢をするための就職活動⇒自分自身を理解するための就職活動

にスタンス変更をしました。今までであれば、集団面接のときに、周りを意識しながらも一言くらい採用者の気を引くようなことを言ってやろうくらいに思っていたところを、周りの発言がこうで、私はこう思っている。なるほど私はこんな特徴があるのだなぁ〜くらいに周りと自分の「違い」にとくに注目していくことにしたのです。

すると、不思議なくらい自分のことがわかるようになり、それと同時に、自分にあう会社、フィーリングのあう会社がどんどんわかるようになっていきました。それまでは、会社の規模や、給料、どこで働くか、知名度、上場しているか、女性社員がいっぱいいるか(←コレ大切でした)なんて基準で会社を見ていましたが、そういった「見栄えや欲」といったものに踊らされず、

自分にとって最高の会社はどこか?
自分の個性を最も発揮できるのはどこか?
自分自身を伸ばすことが出来る会社はどこか?

という視点で考えるようになりました。

その結果として、会社を受けても自分に合わないなと感じたら、コチラからお断りを入れました。迷いがなくなり、どんどん自分が研ぎ澄まされている感覚を得ていったことを今でも覚えています。

で、実はこれって「婚活」にも同じことが言える気がします。

外見やその人の収入や何を持っているか、車はあるか?なんてことに注目していると必ず「競争」になります。私の就活初期のころと同じですね。「競争」をしていると当然ですがそこに優劣が出てきて、必ず勝ち負けがつきます。勝てればまだよいですが、自分を偽って勝負に勝っても後が大変です。

20代前半くらいまでは色々と経験をしてこんな形でもいいんやないかと思いますが、結婚するとなると、これは致命的です。
それは、自分を偽ってよい(と思っている相手)をGETしたとしても、その後ずっと相手を偽り続けなければならないですからね(爆)

当然ですが、相手も同じ視点で見ていますので、より良い子を探そうとして、自分自身を偽っていたりするから大変なわけです。もう目も当てられません(爆)

さて、そんなもの同士が結婚したらどんな生活なのでしょうか?想像しただけでぞっとします(爆)で、そんなことよりももっと大切なことは、

自分にとって最高のパートナーってどんな人か?
自分の個性をもっとも発揮できるパートナーはどんな人か?
自分自身を伸ばしてくれる人はどんな人か?

ということを常に考えて人と接していくということだと思います。でこうやって人と接していくと、必ず「自分自身ってどんな人?」ということを自分自身が知る必要が出てきます。

相手を見るから自分を知れる
自分を知っているから相手もわかる

どちらが先かというわけではなく、同時に行うことによって、自分にとって最高のパートナーに出会えるのだと思います。

本人の幸せが、パートナーの幸せにつながり、家族の幸せとなる。
そして家族が幸せだと、地域が幸せで、日本が幸せになる。
そうやって地球全体が幸せに包まれたらいいなぁ〜ってひそかに思っています。

本日も長文お読みいただいてありがとうございます。