汗水たらして働くということ

皆さんこんにちは、くぼみちです。

え〜このたび、自分の文章能力を鍛えるために、「しりとりコラム」なるものをはじめてみました。
これから「題名をしりとり」にしてコラムを書いていきたいと思っています。
いや、別にバツゲームしているわけではないんですよ〜。ただ、書きたくなったからです。書きたいから書いている。
だからいいでしょ!(←キレるなって(笑))

さてさて、最近喫茶店で学生(就職活動中らしい)が集まって話をしていたので、ついつい耳を傾けてしまったわけです。ん、盗み聞きですって??いやいや、周りに興味を示しただけです。好奇心旺盛なんです、私。

で、聞いているとこんなこといっているんですね。

「A社はB社より給料が高いらしいよ」
「まじで!B社より?それはスゴイな〜」
「でも、A社相当仕事がハードらしいよ、残業なんて当たり前だって」
「まじで〜それはつらいない〜」
「なんだか楽して稼げる仕事ないかな〜」

なんだか最近の就職活動事情が透けて見えそうですね。

で、私が一番反応したのは、「楽して稼げる仕事」ってところです。なんだか世相をよくあらわしているなぁ〜と感じます。ようは「働く」=「苦痛」であり、できうるならば避けて通りたい。そして、最小のコストで最大の利益を得たいという価値観もチラついています。

さて、これらの価値観って日本人がずっとずっと昔からもっているものなんでしょうか?
歴史の教科書なんかを読んでいると、どうもそうではないんじゃないかと私は思うわけです。

昔の逸話なんかを見てみると、昔の人は自分の仕事に誇りを持っていて、汗水たらして働くことに一種の「美学」を持っていたように感じます。「美学」、たぶん今の学生に「美学」なんていっても通じないんだろうなぁ〜と思いながらも筆が勝手に走り出すので書き続けているのですが、仕事に「美意識」というものが昔はあった、私はそう思うのです。

ようは、昔の人は「俺が正しいと思うからこうしている。何か文句あるか?」くらいな想いで仕事をしていたんだと思います。よく頑固親父の逸話なんてありますが、きっとあんなおっちゃんばかりだったのでしょう(笑)大工の親父がカンナをかける前に、「いよっ!」とか言っちゃって。なんで「いよっ!」って言うの?なんてのは愚問。なぜならそこには答えはないから(爆)ただ、そうなっちゃうわけです。

美意識ってようは、「プロセス」なんですよね、結果がよければ全てよいではなく、そのやり方や考え方、はたまた構え方までいちいち「こだわり」がある。職人気質といえばそうなんですがね。で、こういう人ってきっと仕事が楽しかったんじゃないかと私は思うのです。

では、いつからその「美意識」がなくなってしまったのか?
きっと、それは高度経済成長とともに失われてしまったと思うわけです。高度経済成長以後、経済成長至上主義に陥った日本は、「結果がよければそれでよい」「結果が出なければ意味がない」という価値観が支配的になったのでしょう。きっと。社会学はよくわからんが、きっとそうなんでしょう(笑)

私くらいの世代はまだ「美意識」をもった世代と接する機会があったわけですが、今の子達はきっとそんな機会すらないのでしょう。だからこそその大切さがわかるのだと思うのです。

だからこそあえて言いたい、今の若者に。

「つべこべ言わず、汗水たらして働け!」

「何で?」って言われたらこういってやる!

「やればわかるから!」(←すでに意味不明(爆))

「えらそうになんだよ!」なんていわれるんじゃないの?そうしたらこう言ってやる!

うるせぇ〜俺は書きたいから書いてるんだよ!文句あるか?俺は自分の美意識に忠実に書いてるんだよ!

別に因縁つけているわけではないんですよ、きっと。。。美意識に忠実に書いているだけです、きっと。。。