『き』んき日本鉄道が営業距離数 私鉄No.1なんです

私は電車が好きだったりします。鉄道マニアの世界ではその中でもどのジャンルが好きかという区分から

乗り鉄(乗ることが好きな鉄道マニア)
撮り鉄(写真におさめることがすきなマニア)

などなどと言うそうな。で、私はというと断然路線図を眺めることが好きなんですが、これって何鉄っていうんでしょうか?(笑)

さて、そんな話はおいておいて、営業距離数がもっとも長い会社はどこだと思いますか?

当然ですがJR東日本です。走っている範囲を考えるとこちらは容易に想像できるでしょう。がしかし、私鉄No.1というとなかなか出てこないのではないでしょうか?

私鉄No.1は「近畿日本鉄道」です。

その距離なんと、508.1km。およそ東京−大阪間くらいの距離です。近畿日本鉄道、通称近鉄は大阪圏から中京圏までを網羅する路線網をもち、伊勢志摩などの観光地も網羅している私鉄日本最大の会社。

私は最初に路線図を見たときに非常に驚きました。
何!近鉄乗ると、大阪から名古屋までいける?しかもJRと違うエリアを通って!(←違うエリアってのがミソ)
今でもその驚きを鮮明に覚えています。

がしかし、私鉄No.2営業距離の会社ってどこ?って言われると、これはもう、チョット。。。
路線図が大好きな私でも日本全国のマップを考えてしまう。多分、今スカイツリーで沸きに沸いている「東武鉄道」だと思います。

で、思うに「やっぱりNo.1の知名率」ってスゴイよな!と思うのです。日本で一番高い山は?って言われてわからない日本人はいないでしょう。でもNo.2の山はって言われると、答えられる人は少ないと思います(ちなみに南アルプス北岳らしい)

なんでもそうですが、No.1とNo.2以降は歴然とした差があります。No.1チョコレートといわれると買いたくなりますが、No.2チョコレートといわれると、「えっ」ってなっちゃいますよね。なんなら「No.2」なんてないほうがよっぽどかいいくらい。やっぱりNo.1は違うのです。

これだけのパワーも持っているからこそやってしまうんですよね〜○○No.1って。
もうNo.1だらけ(笑)

皆さんもお分かりのとおり、何か色々と条件をつけたらNo.1って言うことは可能なんです。例えば日本で一番高い山が富士山だとしても、九州No.1って言えば「宮之浦岳」になるわけです。全国では100位にも入っていないのに、九州ではNo.1なんです。言い出したらキリがないんですが、日本で一番低い山は大阪市港区にある天保山でわずかに海抜4.5mだったりします。これでも港区では一番大きな山ではないでしょうか(ほかに山がないから)

というわけで、No.1なんてなんとでもいえるわけなんです。で、だから騙されないでくださいね〜ということがいいたいのではなく、もしNo.1を有効に使いたいと思うのであれば、ただ言うだけではなく、No.1にふさわしいように不断の努力が必要なんだと思うのです。

No.1と聞いて一度は言ってみたり、注目を引くことは可能です。でも一度だけではなく何度でも注目を引くためには色々と趣向を凝らし、あの手この手でNo.1であることをアピールし続けるのです。それがはたから見るととってもとっても「痛々しい」くともです(笑)

どんなに痛々しくあったとしても、当事者が「いんや、うちは間違いなくNo.1や!」という心意気でやっているところに一種の「さわやかさ」というものを感じます。どう見たって○○町No.1のお店なんてふつーだって。4軒しかその町にお店ないんだから。でもそのお店の頑固親父が「いんや、うちがNo.1や」ってゆずらないんです。もうねぇ、そこまでいくと、笑ってしまいます。でも、私はそんな潔さ大好きです。

もしNo.1って言うんだったら、ここまで徹底してやって欲しい。すると不思議と、ああ〜No.1だなぁ〜と思うのです。
もう、降参!はいはい、No.1ですよって、私のほうが勘違いでしたって(笑)

なんだかこれからの時代って、本当によいものとかおいしいものというよりも、そこに携わる人の「心意気」というのが大切になるんじゃないかなぁ〜と思うのです。なんかたいしたことないんじゃないかな?と思ってもかたくなに「いいんや」って言って欲しいわけ、私は。そんなところやお店に出くわすと、私幸せを感じちゃいます。ああ、ここに人は生きているってね。

そんな「心意気」たっぷりの場所が増えたらきっと日本は今のままでももっともっ幸せになれる、そう思いました。


といって、私はてっきり本州最東端は千葉県の犬吠埼だと思っていて、これで「本州最東端制覇!!」なんて自慢していたのに、よくよく調べると本州最東端は岩手県の「魹ヶ埼(とどがさき)」だったりして。岩手県!もっとアピールだろ!!!がんばれ、岩手!