恋愛は「勘違い」から始まる
やだ、ステキ!!
って感じで始まる「恋愛」。がしかし、この「恋愛」という事象、ホントうまくできているなぁ〜って感じます。もし神様って存在がいるとするなら、神様は粋な方だ(神がいると仮定した場合ですが)と言えちゃう。いや、オチャメか。まぁいいや。というのも、
恋愛は勘違いから始まる!!
という衝撃的な事実を知ってしまったからです。実はこのことが全ての恋愛の悩みであり、問題の核心であり、飛躍の鍵だったりします。
それでは、まずどういうことか考えてみましょう。
まず皆さん、恋愛が始まったそのときを思い出してみてください。
あれ、私この人好きかも。。。えっ、コレって恋??
あれ、もしかしてアイテも私のこと好き??
あれれ、これってもしかして、本物の「恋」??
なーんてところから始まりますよね〜恋をこうやって二人のうち、どちらかが最初に感じて「しまう」ところから始まりますよね?
何言ってるの!!そんなの当たり前でしょ!!何をいまさら。。。。。。。。。なんて声が聞こえてきますが、当たり前と思われているところにこそ「盲点」
があるというのが世の常です。チョット考えてみてください。
恋愛以外の例で考えてみましょう。例えばアナタはのどが渇いていたとしましょう。そしてアナタはこの渇きを「何とかして解決したいと望み」ます。そして、今の自分の状態から一番必要だと思うものと、現状の中から判断し、行動します。例えば、
・単純にのどの渇きを解決したい、と考えて「水道水」を飲む
・やっぱりきれいな水を飲みたいと考えて、「浄水器を通した水」を飲む
・自分の体に合った水を飲みたいと考え、「お気に入りのミネラルウォーター」を購入し飲む
・からだのことを考え、「お茶」を飲む
・爽快感も同時に欲しいので、「炭酸飲料」を飲む
など考えたらキリがないくらい、選択肢が出てきます。でも、全ての選択に共通することが1つあります。それは、全ての行動が、ある目的のために「選択」され、行動されていることつまりは、「目的」が先にあるということです。何だか当然のことをお話して大変恐縮ですが、この例をもとに先ほどの恋愛のことを考えてみると、恋愛がいかに特殊なのかわかるかと思います。
あれ、もしかして、私この「ボルビック 500ml」好きかも!!
あれ、やだ、もしかして「ボルビック 500ml」も私のこと好き!!
やだーコレって「恋」???
スミマセン、少しくだらないお話になってしまったかもしれませんが、本質はこの3行に集約されています。私が「のどの渇きを潤したい」と望んでいたのであれば、概ね当っているのですが、それでも他の要因がありますよね。それこそ無数の可能性があります。そして悲劇なのは、仮の「のどの渇きを潤したい!!」なんてこれぽっちも思っていなかったとしたどうでしょう??それこそ、飲んだらお腹がちゃぽんちゃぽんになってしまいますよね(笑)
そうなのです、「恋愛」に特有のことであり、陥りやすいワナとして、
恋愛によって手に入れたい状態ではなく、恋愛することそのものが目的となってしまう
ということなのです。いわゆる「手段の目的化」と私が呼んでいる状態です。簡単に説明しますと、本来はとある「目的」のための手段の一つに過ぎなかったことが、あるきっかけで「目的」が忘れ去られ、手段の一つに過ぎなかったことがあたかも「目的」かのように思われてしまうことを言います。
さて手段だった恋愛が目的になるとどうなるか??先ほどの例を使うと、
この「ボルビック500ml」のことを、私は「好きに違いない」!!
そう、好きなのよ!好きで好きでたまらないのよ!!そしてアイテもきっとそうだわ!!
と自分の中で「勝手に決めてしまう」のです。まさに、「勘違い」ですよね。そう、恋愛はこうやって「勘違い」から始まるのです。(あくまで多くの場合です)で、この「勘違い」非常にたちが悪いもので、なんでも「そうに違いない!!」って決め付けちゃうところがあるんですよね。コレ、多くの問題を引き起こすってこと、なんとなく伝わりますよね?
「恋」はするとはあまり言わず「落ちる」といいます。それは自分から「する」というよりは、ワナに落ちていくって感じだからだと私は思います。えっ、何に落ちるだって?それは自分の「勘違い」という自作自演の落とし穴に落ちていくってことです(笑)
恋愛の悲劇って全て「自作自演の落とし穴にはまる自分」なんですよ。ここには心理学的お話やらなんやら原因のことをお話するといっぱいあるのですが、恋愛ってまさに「自作自演の落とし穴にはまる自分」って表現がピッタリだと思うのです。でもそんな「自作自演の落とし穴にはまる自分」ってようは「幻想」なんですけれど、この「幻想」がどれだけの悲劇を生んでいるか?考えただけでも心が痛みます。
だからこそ、
私はこの「恋愛にはワナがあるんですよ〜」ということを一人でも多くの人に知って欲しい。
そして、「自作自演の落とし穴にはまる自分」を演じあう「恋愛ゲーム」から抜け出して「パートナーシップの世界」に進んで欲しい。
そう思ってこの文章を書き始めました。もう我々世代で「恋愛ゲーム」の世界は終了しましょう。コレが私の想いです。
チョット暑苦しくなりましたが、とはいえ「恋愛ゲーム」がどうなっているか?ということを知らずして、このゲームから抜け出すことはできません。というわけで、これから何回かにわたって「恋愛」について書いていきたいと思います。次回は、その勘違いから始まった恋愛がどのようなことをもたらすのか??
その部分をお話させていただきたいと思います。
それでは、続きをお楽しみに〜